大阪から来院いただきました。主訴は足の中足骨の基底部の痛み。(種子骨付近の痛み)

競技はチア・リーディング
大学2年生・女子。幼少よりチアダンスを行っており、外反母趾の痛みに終始悩まされ続けた。高校生の時には世界大会で優勝の成績をもつ。高校卒業後、まもなく第一中足骨疲労骨折の為、ボルトを挿入する手術を受けたが、手術の跡の部分が背伸びをすると痛む。
レントゲンは異常がないとのこと。触診してみると種子骨付近の皮下組織に金属物のような突起が触知できる。ドクターからは再手術を勧められたが、競技の日程が忙しく、しばらく手術は行えない。そんな足の裏の痛みで困っての来院でした。
ダンスシューズはちょっと特殊なシューズ。普通の靴と違ってアウトソールのような構造はなく、通常タイプのインソールは使えません。骨に埋めた金属に、まだ骨が乗っていない為、金属が皮膚を押していました。ソルボセイン素材とEVAスポンジ素材を使って患部を保護するパッドの様なインソールを作成させていただきました。
大変喜んでいただき、ダンスシューズ用に作った足底板ですが、早速、履いてきたスニーカーに入れて大阪におかえりになりました。喜んでいただけて良かったです。