踵(かかと)の痛み

二か月前に、踵の痛みで東京都から来院してくれたランナーさんが、再び来院してくれました。

断言して言いますが、ランニング時の踵の痛みは使いすぎが原因ではありません。アライメント不良が原因しています。 着地をする足が体の中心軸より中に入ってしまうと、本来、踵(かかと)が着地する部位とは違う所から着地してしまい、そこの骨は尖っているので足を痛めてします。それは、踵の痛みだけを誘発するだけに留まらず、シンスプリントや足底筋膜炎などの症状を引き起こす原因にもなります。 なぜ?足が体の中心より中に入ってしまうのか?それは、反対の足の股関節の可動の問題や、腰や背中の可動の問題、痛む側の大腿骨の可動の問題など、様々な要素が加算され、今のフォームを作り出しています。 ですから、根本の原因を解決しない限り、練習を休んでも、復帰した時には再び同じように踵をヒットするので、怪我が長引くのです。 踵が痛いだけでも、全身のケアを行うことが、復帰の近道であり、パフォーマンスの向上につながると断言して申し上げます。

ランナーにとって、シューズまで含めて体です。ランナーの踵の痛みを診るときに、体のことだけで原因は判りません。踵の痛みを訴えるランナーを診るときに、シューズに原因があることがよくあります。今回がそれでした。

●ヒールストライクはなぜ起きるのでしょうか?ヒールストライクを起こすフォームを3Dで再現してみました。 走るとき、足が交差するようなら一度休養をとった方がよいでしょう。膝、スネ、足の裏の故障のサインですから、もし走るならストライドを短くとると良いでしょう。

ランニングの踵の痛みには、いくつものパターンがあります。  地面に踵を着いたときにいたい、体重が乗ったときに痛い、走っている時は痛くないが、走り終わってからいたい、朝一番の寝起きのときが痛い 、踵から足の裏の方に痛みが走るなど、痛み方によって、原因も対処方も全く違ってきますので、医療機関を選ぶ際には親身になって話しを聞いてくれる所を選ぶと良いと思います。

幼児期は、運動後に踵の後ろ下方の痛みを訴えることが多い。X線写真を撮ると、踵骨後方の骨端核に硬化画像や、分節画像を見る事がある。これを踵骨の骨端症としてシェーバー病と呼んでいた。この骨端核は6~7歳で出現し、16~18歳で踵骨体部と癒合する。この間、種々の像を呈するが、硬化像や分節画像があっても全く無症状の事が多い。