カテゴリ:アキレス腱の痛み



アキレス腱炎 · 2020/03/04
アキレス腱をよくストレッチするとか、接骨院や治療院に行けば、カーフ筋を柔らかくするような意味の治療が行われるのが世界の常識なのですが・・・・アキレス腱炎の痛みを訴える患者さんの立ち姿勢を見れば殆どの場合がこのように立ちます。 外くるぶしに垂直のレーザーを当てると、レーザーは膝の裏を通過します。 少し膝を曲げて立っているということは、立っているだけでもアキレス腱ストレッチと同じ原理で、カーフ筋には伸ばされる力が加わり、アキレス腱に負担がかかっているのではないだろうか?

足関節後方の滑液嚢炎はアキレス腱によって内側と外側に分けられる。 外側アキレス腱滑液囊は皮膚とアキレス腱の間にあり、靴の後縁との圧迫や 摩擦で炎症を起こす。急性期には発赤、圧痛のある腫脹を、アキレス腱付着 部後外側で靴の踵の上縁が当たる部分に認める。保存療法の第一は、靴によ る圧迫を避けることであり、後上縁が内側に食い込むような靴は避けねばな らず、自然とサンダルやミュールが好まれている。慢性化すると、硬い胼胝 状の腫瘤となり、靴腫と呼ばれる。局所の刺激を避けるとともに、鎮痛消炎 剤の湿布、軟膏や温熱療法も行われるが、症状の強いものにはステロイドの 局注が必要となる。 内側アキレス腱滑液曩は、アキレス腱と踵骨後上部の大結節の間にあり、 外側と同様に靴の後上縁に圧迫されて炎症を起こす。このとき、踵骨大結節 が特に突き出しているのをハグルンド(Haglund)病と呼び、保存療法が無効な 場合には踵骨大結節の後上部を切除することもある。

シューズにはデザインの流行や、新しい素材、テクノロジーの進歩に伴って、形や素材が大幅に変わる年があります。最近のサッカースパイクですが、ヒールカップをプラスチックで作ってあったりします。 人の足の骨の形はそれぞれ違いますから、踵に突起があるような選手には厳しい年になりました。アキレス腱付着部滑液包炎は、臨床をしていると、たまに見かけますが、大人では痛みが無い場合がほとんどです。 また、「中学生の頃はシューズに当たって痛かったけど、いつの間にか気にならなくなっていた」そんなケースも多々あります。痛みが酷い場合、外科で切除する方法もありますが、悪性の腫瘍ではない場合、経過を観察する場合がほとんどです。保存療法が無効な場合には踵骨大結節の後上部を切除することもありますが、まずは刺激を少なくして様子をみると良いと思います。