・10〜15歳の成長期の男子に好発する・・・急激に軟骨から骨へ成長する時期と重なる
身長や骨の強度は成長する⇔軟部組織(筋・腱)は成長しない・・・身体が硬くなる
大腿四頭筋の柔軟性低下を起因に引き起こされる
※ジャンパー膝→膝蓋骨の上下に疼痛・思春期の男子に好発
・脛骨粗面骨突起部の微少骨折・・・オーバーユースの代表疾患
・好発:陸上競技・サッカー・バレーボール・バドミントンなど
・膝を伸ばす動作を繰り返すことによって発生する
例:ジャンプ・ダッシュ・キック・フルスクワットなど
・大腿四頭筋が膝を伸ばす動作により膝蓋腱が上方に牽引される
→脛骨粗面に牽引ストレスがかかり成長軟骨部が剥離する
・素因:O脚・X脚・アライメント異常・アーチの低下など
・脛骨粗面が徐々に突出→疼痛・圧痛が出現する
疼痛:安静時→軽減される スポーツを再開→再発(発症後3〜6ヶ月に多い)
腫脹・熱感・骨性隆起を認める
・スポーツへの影響:ジャンプ力低下・スピードが出せないなど
★オスグッド後遺症
成人後に強い力が膝に再び加わる・オーバーユース→異常骨形成部に疼痛が出現
・上記の特徴的症状
・脛骨粗面の圧痛・隆起
・レントゲン撮影:初期〜軽症は写りにくい
慢性・陳旧性→脛骨粗面に限局した骨棘・遊離骨片を認める
・MRI:骨軟骨を覆う膝蓋腱の肥厚・周囲の炎症性変化が確認できる
・成長期の一過性の障害→成長期終了とともに治癒することが多い(骨が硬くなるため)
・疼痛がある時期→スポーツを控えて安静にすることが大切
・症状の軽減:アイスマッサージ・内服薬・湿布など
★スポーツ選手→損傷・修復が入り交じった状態に陥りやすい
・ストレッチ:大腿四頭筋
・オスグッド用膝サポーターを装着してのスポーツ
★痛みがなくなればスポーツは可能
症状が改善してもストレッチは継続する
→オスグッド後遺症の予防