偏平足/へんぺいそく

概要:偏平足とは

 立っている時(荷重時)に土踏まずが、地面に接している、もしくはその状態に近い足のことを一般的に偏平足といいます。 

 この足の状態は、たくさんある足の骨同士の結束が緩み軟弱な骨組みとなり、骨格の頑丈さで体重を支えることが出来なくなってしまいます。筋肉や腱、靭帯などに大きな負担がかかり、障害や疲れ、運動のパフォーマンス低下などにつながっていきます。

 

偏平足には、深刻な足の問題に発展するケースもあります。

 (※PTTD=後脛骨筋腱機能不全: (土踏まずを作るアーチ)内側アーチを保持する主要な筋腱である後脛骨筋腱が部分断裂をおこし、機能的にアーチを支えることが出来なくなる障害。)

 

 


原因

いくつかのタイプに分かれます。

 1.先天性扁平足(偏平足)

生れながらにして扁平足という人です。特に痛みや疲れを感じないという場合が多いですが、後天的か先天的かの簡単な見分け方としてつま先立ちのテストがあります。つま先立ちをしても土踏まずが現れない場合、先天性の可能性が高いといえます。 

 

 

2.アーチ垂下足

 

元々土踏まずがしっかりあった足が、年齢や体重の増加などにより、扁平足に近づいている状態を指します。本来の土踏まずの状態を保てなくなっているため、足底筋膜への負担が強くかかります。足底腱膜炎などの症状につながることもあります。  

3.(後天的な)扁平足

アーチの垂下が進み土踏まずが全く見られない状態です。この段階になるとかなりはっきりした痛みや疲れを感じるようになります。

 

4.外反扁平足

扁平足の中でも、踵の骨が体の内側に倒れる外反位になり、足裏全体が親指(母趾)側に押しけられて扁平足になる症状です。実は一番気をつけなくていけないのは、この外反扁平足(偏平足)です。足首から捻れてしまうので、足裏だけでなく、足首の痛みも出てしまい歩行が困難になる場合があります。

 

 


どんな痛み?(症状)

 激痛と言うよりは、長く歩いたり立っていたりすると、「土踏まずがだんだんと痛くなって来る」「土踏まずが疲れる」「土踏まずの筋がピンと突っ張るような痛みを感じる」という方が多いのが扁平足の特徴です。

 

 

 また1日歩くと土踏まずだけでなく、スネ周りの下肢全体が疲れるという方もいます。

 

扁平足(偏平足)の中でも外反扁平足(偏平足)の場合、足首の内側が痛むこともあります。 


検査診断

直接見たり、フットプリンターやゲドスケールなどを使って診断します。

フェイスラインの評価やトゥー メニー トゥスなども有効な手段です。

フットプリンター

ゲドスケール


 

 

 


治療

偏平足の場合、低下した土踏まずを無理やり持ち上げてしまうと逆効果になります。

 

重要なのは、原因であるかかと周りの骨格を整え、足本来の働きを導き出すことにあります。かかと周りの関節群を安定させ、「かたち」をつくるのではなく、足の骨格が適正に動くように働きかけることが有効です。